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保育に正解はない? ~正解のなさをどう扱うか~

「保育に正解はない」

 

あるときは保育者を救うが、あるときは保育者を苦しめる。

 

「正解はいくつもある」とやや前向きな印象にすることもできる。しかし、中身はそんなに変わらない。

 

本当に正解はないんだろうか?

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「負の成功体験」に無自覚な人が残念なワケ

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「これぐらいは大丈夫だろう」

 

これは、負の成功体験の積み重ねによる油断である可能性が高い。

 

例えば、先延ばし癖のある人。

 

先延ばしにしても、期限ギリギリにやっても、

「なんとかなった」
「間に合った」

という成功体験。

 

このとき、達成感や高揚感を味わうだろう。

 

しかし、ギリギリになると無理をする必要があるし、間に合わなかったときに周囲や自分に与える影響を考えたら避けた方がいいのは明らかだ。

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全員に効果がある万能な学習アプローチは存在しない

毎日の生活の中で、あなたが選択する行動には重要な意味があります。

1つ1つの行動が脳を変えているのです。

 

「容易に学べる人とそうでない人がいるのはなぜでしょうか?」

1人ひとりを尊重するあり方を考え、実践するときに必要な「学びの個別化」について脳の視点から見ていきます。(今回は、ララ・ボイド博士のTEDの内容を元にした記事となります)

 

「全員に効果がある万能な学習アプローチは存在しない。」

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主体性はどこから生まれるのか?

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[目次]

  • 主体性は「豊かな受動」から生まれる。
  • 主体性の種は外側にあり、内側で醸成される。
  • 保育者として何ができるのか?
  • おわりに
  • 【主体的・対話的で深い学び】について

 

主体性は「豊かな受動」から生まれる。

 

【主体性】
自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。

(引用:三省堂 大辞林 第三版)

 

学校教育や保育の現場で

主体性を考えるとき、

「自分から動く」といった

能動的なところに焦点が当たりすぎてはいないだろうか?

 

自分で考えて、「やりたい」を表現して取り組んだり、適切に判断したりする。

 

これはたしかに現代を豊かに生き抜く感性や力において、必要な要素になってくる。

 

しかし、「主体的な学び」を表面的にとらえ、能動的に動いて積極的な姿ばかりを主体的だと評価するようなことが起きていないだろうか?

 

そこで、忘れてはいけない視点がある。

 

それは、見られる姿が受け身な状態のとき、

安易に「自分から動ける」ように促していないかということ。

 

「表現させよう」と躍起になってはいけない。

 

このとき確かめたいのは、主体性が生まれる「前の段階」がどのくらい充実しているか。

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あなたにとって「保育士とは」何ですか?

職業を聞かれ、「保育士」と答えたときに流れる あの 独特の空気が苦手だった。

保育に関わりのある人以外に伝える言葉をあの頃は持っていなかった。

 

返ってくる言葉はこうだ。

 

「大変でしょ」

モンスターペアレント多いんでしょ」

「なりたかったけど給料がねー」

「子ども好きなんだねー」

 

これがほとんど。いや、全てと言えたぐらいだった。

 

話を聞いた後に「大変なんだね」と受け取られるのと、開口一番「大変でしょ」と決めつけられてる感じに違和感があった。

 

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